小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

牧村の春

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牧村の春


 

 緑の杉の木と、柔らかそうな落葉樹と、田んぼのコントラストが

すてきでした。

 

作品については、、雪解けの冷気の残る山肌と、杉の立木郡などの

美しい自然のバランスのとれた、春の、のどかさを描きました。

平場では、田植え前の整った田んぼも描いています。

 

 

池のある山

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池のある山

 私が登った山では、ないのですが、写真をいただいて、描きました。

 

この風景を見た瞬間に山を愛する方の気持ちが、よくわかりました。

 

五月の終わりごろか六月初旬でしょうか、濃淡の美しい緑があり

残雪があるところもあり、池の水の、おしゃれな深い群青色。

 

自然の何ともいえないバランスのとれた素晴らしい景色です。

癒される、穏やかな空も魅力的です

 

写真を拝見した時から、なにか、行ったことがあるような錯覚に

陥りました。

穏やかな空より描き始め、山の稜線に向かい、緑で燃える山から

平場の湿地帯、残雪、そして群青の池、最後に上下の枝ぶりの

美しい立木を描きました。

 

春の北海道 森への道

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春の北海道 森への道

 

 北海道へ会社の社員旅行に行った時に取材をして描きました。

心に残る、素晴らしい小径でした。

 

場所は、よく覚えていませんが、林とか、また木漏れ日など

とても素敵でした。

 

ミントの香りが漂うような、さわやかな空間でした。

 

この絵は、私にとって、三本の指に入る、気に入った作品です。

気力が充実した時代だったのでしょう。

 

鉛筆での下がきより始まりましたが、立木、そして枝ぶり、などが重複して

どれがどの木の枝か、どの木が手前か奥なのか、分からなくなり

大変でした。

取材したときのイメージがあり、さわやかな感じを出したかったので

木の葉の緑色をあまり濃くしないように心がけました。

木の葉、下草、等々、緑色が多く区別するのが大変でした。

木漏れ日の感じや小路の陰影なども、苦心しました。

林泉寺 惣門

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林泉寺 惣門

 何度見ても、癒される、整った素晴らしい惣門だと思います。

現在の屋根は、雪を考慮して、かやぶきから金属製の屋根板に

かわりました。

 

茅葺の屋根は、もう描けなくなりました。

 有間川の奥座敷

 

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有間川の奥座敷

 私が携わせて戴いた、奥座敷です。

 

草もきれいに、また場内も非常に整われていて、しだれ桜が咲き誇り

大変に、素晴らしい空間です。

 

山の空気、緑の木々、そして、お天気の良い日には能登半島も望める

日本海の海も見え、桃源郷のような奥座敷です。

 

作品については、日本海の海も見え、緑の山も見え、天国みたいな

そして、枝垂桜も満開に咲き、夢みたいな絵画を、描かせて

いただきました。

日本海に、そそり立つようなデザインの、お家を中心にアプローチの枕木

草原にも包まれて  広い空間をまとめるのが、ぜいたくな

悩みでした。

でも、要所々に大小の木々がありリズムを取ることが、できました。

 

 

晩夏の五智海岸の夕暮れ

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晩夏の五智海岸の夕暮れ

 八月の、お盆を少し過ぎたころの直江津 五智海岸の夕暮れどきを

描きました。

 

夕焼け色に染まった海原と対照的に、無機質な色合いの複雑な空も

趣があり、見落としがちだと思いますが、ぜひとも、鑑賞して

頂きたいところです。

 

わかりずらいですが浜辺には浜茶屋が立ち並び真夏の面影が残されていました。

ご依頼主さんの、要望で夕焼け時の景色とのことでした。

 

この夏は、なかなか、お天気の良い日が少なく、会社の人にも情報を

お願いしていたところ、電話で夕焼けが見られたとのことで、さっそくに

取材に向かいました。

 

 

この海水浴場は、過日に皆さんが海水浴を楽しまれた所なので、なおさら

良いのではと思ったからです。

 

何か盛夏の後の、若干の寂しさの残る、夕ぐれ時でしたが

微風があり心地の良い暑さに、癒され、しばらく夕日に染まる海原を

眺め、そして静かな波音を聞きながら夏の思い出に、浸っていました。

 

夕焼けに染まる海も、やがて秋になり、人影も、なくなるのでしようね。

 

作品については、空より描いたのですが、作業していると、いろいろな変化があり

楽しくなりました。

特に、海面の近くの黒々した雲は、どういうものかと、強い色合いなので思案しながら

描きました。

そして、夕日に染まった海面の表情が難しかったです。

たまたまですが、空も真っ赤な夕焼け空ではなかったのが、幸いして、海面の夕焼けと

対比しても遜色ないぐらいの趣きがあり作品に重厚さや奥深さが出たのではと

思っているところです。

たまたま、表れていたのですが、日暮れ時の電信柱も郷愁を誘い、しっとりとした

作品に仕上がったのではと思っています。

 

 

 春日神社への参道

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春日神社への参道

 春日山神社 林泉寺 そのすぐ近くの神社です。

 

社殿への数多くの石段に趣があり、一段 々 願いをこめて登られるので

しょうね。そして、静かに立ち並ぶ杉木立にも心が洗われる様な気がしました。

 

さやわかで、凛と空気の張りつめた初夏の朝でした。

身の引き締まる思いでした。

 

作品については、中央の参道の石段が長くて、両側の杉の木の描き方、長さなど

思案しました。

結果的に石段の長さを自然に強調できたのでは思います。

そして、社殿の大きさと空の部分の広さのバランスのとり方に

気配りしました。