小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

 林泉寺 脇 田に水入るころ の桜立つ

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林泉寺 脇 田に水入るころ

 八重桜と思いますが、毎年、欠かさずに見に来る、美しい桜です。

 

高田公園の桜ソメイヨシノのあと、ゴールデンウイークのころが

一番の、見所です。

 

林泉寺の脇に、花の色は、あずき色と桃色を併せたような濃いめの花びらで

重なり合って堂々と凛と咲いています。

 

背景には、田植え前の水面に樹々も映り、遠くの緑も、この桜と、マッチ

して、穏やかで、いつまでも、佇んでいたい春の風景でありました。

 

作品については、どこにでもあるような平凡な構図ですが、どこを強調することも

なく、あくまで、それを求めました。

絵画でも、あまり強烈な作品は、最初はインパクトが強くて引き付けられますが

しまいには

逆に、平凡に思える様な作品は、いつまでも見あきないし、結局そばにおいて眺めて

心が和み  そんなこともあるのではないでしょうか。

手前の八重桜、水田に映る木々、そして林、民家、近くの畑

曇った空 など優しい筆使いで描いてあります。

 

私の好きな作品の一つです。