小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

晩夏の直江津海岸と米山

晩夏の直江津海岸と米山

晩夏のはしりの8月23日 PM3時30分ころ取材に来ました。

 

この構図を一度描いてみたかったので念願が、かないました。

 

大空 山々 発電所 大海原 砂浜  おおらかでいいですね。

 

ブラボー ですね。

 

海水浴場にはまだ夏の名残の浜茶屋が存立していました。

 

直江津海水浴場の東隣の海沿いのキャンプ場から上越火力発電所と米山を望み

手前の海原と砂浜を描きました。

 

絵画の大きさは3号です。

 

制作期間は下描きに8月24日より28日までで、色塗りは29日より9月11日

に渡り力を込めて制作しました。

途中で米山と近隣の山のスケッチに再度行ってきました。

 

鉛筆書きの上に黒色と肌色を混ぜた色を使い、すべて鉛筆の跡なぜをしました。

そして青空と白雲を描き、米山と近隣の山を、火力発電所と家並みを

波打ち際のアウトラインを、海鳥、テント、売店、温水シャワー小屋

車を描き、海原にむかいました、海を描くのに三日ぐらいかかりました。

そして、米山や山を再度、加筆しました。

というのは薄めの色の山々が海などの色合いに負けて不釣り合いになり

バランスをとるために、もう少し色を付けたのでした。

最後に、手前の砂浜類を描き完成しました。

 

風景写真では、海の奥行きが少なく映っていましたが主役の海を描きたくて

あえて広い面積にして強調してみました。

 

浮かぶ白い雲、遠くの家並み、発電所の様子、海鳥七羽など見て頂きたい

ところです。

海鳥は、創作的に描いたのではなく、偶然に波打ち際に、このように

並ぶように、立っていたのを描いています。

波打ち際、波の様子そして海原の表面の模様とか深みなど特に鑑賞して

いただきたいところです。

 

特に海は、薄い色濃い色、そしてまた黒々とした群青色、そして黄土色

また水色、そしてまた青色、茶色、白色、黄色、黒色,赤紫色など

何度も 々、手を加えてありますので理屈では表さられきれない

造形やら色合いなど是非とも興味深く鑑賞して頂きたいところです。

そして砂浜の質感とか、わかりにくいかもしれませんが、人さんの足跡なども

真夏の海水浴の時の爪痕なのでしょうか、描いてあります。

 

白い雲と大海原は、力を込めて描いたので自己満足かもしれませんが

良い出来栄えになったかなあと思っているところです。

 

この米山は柏崎市の米山で民謡の「三階節」で、知っておられると思いますが。

♪ 米山さんから雲ーが出た 今に夕立が来るやら

 ピッカラ チャッカラ ドンガラリンと音がする    ♪

昔はカラオケなどなかったので関東地の工事現場で夜にお酒が入ると

現場の方々は民謡の「佐渡おけさ」とか、この「三階節」など、ときには

朝鮮民謡の「アリラン」まで出てきたりして、お囃子や手拍子で、

良く歌っておられました。

日本酒をやかんに入れて火を通し燗酒にして、おちょこの代わりは

湯のみじゃわんでした、そして、たまに、あちゃ燗になった時には

「酒をうめる」と𠮟られ、からかわれ    良き昭和の時代でした。

今は懐かしく思い出しているところです。

そのころ私も若く、がむしゃらに仕事にも向かい充実した日々でした。

 

いろいろ大変な世の中ですが、私の絵画を、ご覧になって、

少しでも心安らかに、そしてまた気休めになることができれば、

こんなうれしいことはありません。

 

そして私自身も、あやかりたいと思っています。

 

最後に、この生々しい原画を、皆様に、ご覧になっていただきたい気持ちで

いっぱいで、いつか機会がありましたらと思っているところです。