小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

大口昭治水彩画回顧展によせて

町内会の知人で先生の主催されておられる「みずえの会」で指導を受けられている方から、回顧展の案内はがきをいただいて、活動内容からいろいろお聞きしましたら、十数人の方々が、おられるとのことでした。

お名前は以前から知っており、興味もありましたものですから、勉強させていただくつもりもあり,お邪魔させていただこうと思っています。

 

先生は92歳であらせられ、この16日で満93歳になられるとのことでした。

 

日時は5月11日より15日でAM9時よりPM5時

会場は上越市板倉区米増の「ゑしんの記念館」にて

 

5月12日朝方庭の水やりの後で、着替えをして出かけました。

AM10時過ぎに出発し寺町通りより南本町を通り農業高校を過ぎて長者原から新井柿崎線の下稲塚の交差点を右折して妙高市の近くの案内標識を左折してすぐにありました。

 

途中で薄群青色と雪の白色のツートンカラ―の妙高山や真っ白色の火打山そしてわずかに雪の残った南葉山などを見ながら気持ちのいいドライブでした。

あたりの田んぼは、田起こし、代搔き、したところやら田植えの終わったところなど、そして今作業中のところや、春たけなわの模様でした。

そして水の張られている田んぼでは、そよ風に吹かれながら、ほんの微量のさざ波に揺れていました。

あたりの風景が一面に緑色に見え日本の春を感じ、元気をいただいたみたいで、うれしかったでした。

 

11時ごろでしたか「ゑしんの記念館」に着きました。

平屋の大きな建物で屋根の形などは非常に柔らかな曲線美でして、やはり、「恵信尼」さんの女性のイメージを表現されておられるのでしょうか。

 

案内の方にお聞きして会場に行きました。

受付で氏名、住所を書いて作品目録をいただいて拝見しました。

 

大変に僭越ではございますが感想を述べさせていただきたいと思います。

 

74点にのぼる先生の作品は、どれも素晴らしく、丁寧に描かれており感動とともに大変に参考になり勉強にもなりました。

案内はがきの文面を拝見した時も、大変に謙虚な印象を受けましたが、作品も先生のお人柄がにじみ出ておられた様に思いました。

 

小生の作品と違い、人物でも、いろいろな物体でも輪郭を明確に描かれておられませんが、明確に想像もでき、ふわっとした描写がとても素晴らしいの一言でした。

そして、ふわっとした描写の中ですが、遠近感やら角度だったり、大小の大きさだったりと、とても的確に、そして正確に描かれておられるのです。

そして決して強い色や表現方法も強烈ではないのですが、描写が大変に強烈に、そして雰囲気も自然に伝わってくるのです。

そして絵の具の自然のにじみ具合とか本当に素晴らしかったでした。

お叱りをいただくかもしれませんが欲を申し上げさせていただきますと、年月の経過でどの時の作品なのか分かったなら、より興味深く拝見できたかなあと思いました。

先生は最初は油絵を描かれておられたみたいですが、その後水彩画の魅力に魅せられて水彩画を多く描かれてこられたそうです。

先生の水彩画は「透明水彩」で小生は「不透明水彩」を描いています。

久しぶりに、いい絵画を本物の絵画を鑑賞させていただきました、ありがとうございました。

 

鑑賞しているときに、お声がけがあり、拝見したら、以前の勤め先の方でした。

どのくらいぶりでしょうか奇遇でした。

やはり奥様と見に来られたのだそうでした。

懐かしくて会社勤めの時の模様がタイムスリップしてきたみたいでした。

近況やら趣味のことやらのお話で久しぶりに再会して、お互いの元気なこととかの確認やら楽しかったでした。

 

鑑賞の後で受付に戻りましたら、先生の直筆ですか、回顧展の御礼のお言葉が述べられておられました。

ご丁寧で素晴らしいお方で居なさると、見習わなくてはと、改めて感動させられました。

 

その後で会館の喫茶コーナーに立ち寄り、おいしいホット珈琲をいただきました。

案内はがきの持参で珈琲が380円が300円に、白玉餡蜜セットが700円が650円に割引と書かれておりました。

椅子に座り外を眺めていたら20から30坪ぐらいの石原の水がさの浅い池が横にあり

黒っぽいのやら、白っぽいのやら、黄金色っぽいやらのメダカがたくさん泳いでいたり、おたまじゃくしも泳いでいたり、水の表面には珍しいアメンボか、みずすまし、みたいのがすいすい気持ちよさそうに、はえ走っていました。

大変に懐かしい光景でした。

珈琲をいただきながら、飽きもせずにぼんやりといつまでも眺めていました。

 

その後で【恵信尼】さんのコーナーを拝見しました。

恵信尼さんは、浄土真宗の開祖であられた親鸞聖人の妻であらせられました。

生涯親鸞聖人を支えられて、晩年は板倉の地で過ごされ飢餓の子供たちを救われたり

と優しい方でもあらせられたとのことでした。

そして板倉の地にて87歳の生涯を全うされたとのことでした。

このような身近な地で高名なお方を支えられた奥方様がおられたということは素晴らしいことでもあり、大変な誇りでもあり、誇らしく思いました。

 

帰り道で、また、すがすがしい山々や田んぼを見ながら満足して、帰宅しました。

 

今日は大変にいいものを拝見し充実した春のお昼前になりました。

 

そして小生の絵画の活動に英気をもいただきました。

 

5月12日 PM1時40分ごろから、このブログを綴り始めて現在は4時になりました。

この感動を忘れないうちにと思いまして、綴り終えて、ほっとしているところです。

 

このブログを見られた方で、興味のあられる方は、素晴らしい作品展でありますので、15日まで開催されていますので、ぜひともご覧になられてください。

 

5月13日 妻が小千谷に用事があり私も同行しました。

AM8時に家を出て山麓線から国道8号線を右折して鯨波の地下道の建屋の、あのクジラの図柄の信号を右折して73号線を走り、いくつかのトンネルを抜けて安田の信号を右折して踏切など渡り小千谷駅に10時ころに着きました。

鯨波からの山道では、眩いぐらいの緑色一色の素晴らしい景色でした。

おトイレに行きたくなりましたが駅の改札の外になく駅員さんにお断りして改札の中のおトイレを使わせていただきました。

妻は別件の用事で、私は、その間時間つぶしに喫茶店に入ろうかと思いましたが準備中だったもので、自販機で缶入り珈琲のブラックを求め、駅の待合室に向かいました。

そこにたくさんの関連するパンフレットが置いてあり、その中から「河合継之助」と「錦鯉の里」と「小千谷市」のパンフレットを珈琲をいただきながら目を通しました。

「河合継之助」 司馬遼太郎の著書「峠」で先般映画化された長岡藩士役所広司さんが主演され最後の侍と称せられた河合継之助さんです。

長岡の生まれ育った場所に記念館があるそうです。

人の世に生きていくということは、苦しいことも、うれしことも、いろいろあるものだ。その苦しいことに耐えなければ何事も成し遂げられない。

法や制度は精錬で能力のある人がいて、初めてその成果が出るものだ。人を得ずして法だけあるのは、かえって危険である。

「錦鯉の里」 小千谷市は錦鯉の発祥の地であるそうです。

錦鯉の種類は、紅白,大正三色昭和三色、プラチナ、山吹黄金、写りもの、銀鱗紅白

浅黄,藍衣,孔雀,丹頂,五色、があるそうでした。

小千谷市」 有名なのは、小千谷ちじみ、へぎそば、錦鯉、闘牛、片貝花火等があるそうでした。

片貝花火は、新潟三大花火で有名なのだそうでした。海の柏崎花火、川の長岡花火

そして山の片貝花火です。片貝は小千谷市片貝町のことです。

有名な四尺玉花火は高さ5メートルで厚さが24ミリの鋳鉄製の筒より発射して800メートルの高さまで上がり花開くのだそうです。

そして片貝花火は、地域的に山をしょっているので、山に反射して、その反響音は、ほかの花火会場では味わえない音量だそうでした。

片貝町は人口5千人ぐらいなのですが花火の時には20万人ぐらいに膨れ上がるのだそうでした。

 

何か講釈師みたいな、言い方で申し訳なかったみたいですが、妻を待ち受けている間の1時間ぐらいで、学習させていただきました。

 

帰り道でコンビニにより昼食の買い物をしてPM1時ころに帰宅しました。

天気予報ではあまりお思わしくない予報でしたが、ずっとお日様も当たっていて、お天気に恵まれまして、良かったでした。

 

5月16日 朝方、妻の用事を終えた戻り道で司令部通りを走っていたら高田城址公園の三重櫓が周りの濃い緑の中で、黒っぽく、素敵な凛々しいほどの存在感を表していました。

そして少し進むと左側に妙高山火打山と緑色の南葉山が見えて、左右のお堀には力を蓄えた蓮の群団が、今にも起き上がりそうな雰囲気に見えました。

また素敵な花を咲かせてくれるのでしょうね。

自宅に戻り草花の水やりをしていたら、あちこちにミョウガの若苗がスンスンと存在感を表してきました。

やがて、燃えるような暑さの夏が到来するのですね。

いつもそうですが、祭りと一緒で夏も過ぎ去る前が、勢いもあり、やはり生命観にあふれていていいですよね。

お盆のお墓参りをしたり、太陽の下で真夏の海を眺めたり、アイスキャンデーを食べたり,冷やし中華も食べたいし、それから冷奴やところてんも、ナスやキュウリの漬物も楽しいことが目白押しですね。

日常では、あの楽しみな大相撲が始まりまして、関脇の霧馬山関が、大活躍をされていますね、毎日がまた楽しみです。

小生のささやかな楽しみですが、多くを望みませんので、どうか、細々としてでも続いてほしいものですね。