小池至夫の画歴(展覧会出品作品)
題 名:儀明川エレジー
年 月:平成22年10月
出品先:妙高市展
賞 :奨励賞
作品号数:10号
取材先:市内の儀明川の歓喜橋
コメント:宇喜世近くの大門道りの儀明川の歓喜橋より新井方面を描きました。
高校の担任の先生が、学校への行き帰りの通勤時に、いつも渡られた
橋でした。
三年間、クラス替えもなく、大変に、お世話になった恩師です。
背筋を伸ばされて自転車に乗る、お姿が目に浮かぶようです。
言葉数が少なく、いらっしやいましたが、尊敬でき気骨のある、素晴らしい
先生でした。
人一倍にお世話になったほうの私は、いつも感謝の気持ちでいっぱいで
います。
この画面では、見えませんが、上部に電線が沢山張ってあるのが描いて
あります。
今までは、電線が美的にふさわしくないと思いどうかと考えていましたが、
思いきって描いてみました。
審査の先生は、講評の時に、電線がなければこの作品を、評価
しなかったと、おっしやっておられました。
その後の作品には、躊躇なく描くようにしています。
作品については、橋の欄干をみて、描いてみたいなあと思ったのが
きっかけでした。
空には、太い、細い、束になり, 電線類を描いたら、遠近感やら
趣やらが、表現できたように思います。
周りの、建物も、込み入っていて、大変でした。
川、橋の欄干、を描き、点描的に道も描きました。
道路には、先生の自転車のタイヤが夏の暑い日につけたであろう
微かなあと、 そんな想像をして、一筆々描いてみました。
審査員講評;なにか明るいポエジーを見ました。