小池 至夫の画歴(展覧会出品作品)
題 名:涼風にゆらぐ
年 月:平成24年10月
出品先:妙高市展
賞 :奨励賞
作品号数:10号
取材先:高田公園
コメント:お盆のころの西堀の蓮の花を描きました。
この夏の花びらは、つぶぞろいで、大変に魅力的でした。
子どもの頃より変わらない、あの甘ったるい蓮の匂いをかむと
ああ、夏なんだ、お盆をむかえたんだと有難い気持ちに
なりました。
真夏のじりじりと暑い日でした。
子どもの頃に、トンボとりをしたり、魚釣りをしたりした事を
なつかしく、思い出しました。
そうそうザリガニもたくさんいました。
ザリガニは、糸に、するめの切れ端をつけて、釣り上げると
手で挟んで釣れてきましたものです。
そして、後ずさりが得意みたいでした。
高田公園の蓮は東洋一といわれています。
作品については、構図のとり方に悩み工夫をしました。
遠くの蓮の表現のしかたと、手前の蓮の間の水面の色合い、
渡橋の手すり回りが難解でした。
手前の蓮の花、葉っぱは、楽しく描きました。
今日は令和2年7月24日です。
高田公園蓮祭りが高田城址公園観蓮会として8月23日まで開催されると
地元紙の上越タイムスに書かれていました。
いつもの年だと、7月に入ると、そわそわして、様子を見に行くのですが
今年は、コロナの影響で、腰が重くなって見に行っていません。
でも今後何があるか分かりませんので、素敵な蓮の花々に会いに、行って
きたいと思います。
審査員講評;綿密なタッチを重ね、池に咲く蓮の姿を丁寧に描いています。
作業の綿密さが画面の質をたかめています。