小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

赤い橋と六月の蓮

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赤い橋と六月の蓮

 6日22日 高田城址公園の蓮を見たくなりAM10時20分ごろ出かけました。

いつもは赤い橋の北城高校側より妙高山を見ての構図なのですが、今回は

逆より描いてみました。

蓮の三割ぐらいですがお堀の水面より茎を出し大きな葉っぱを支えていました。

人間の成長で言えば12,3歳の頃でしょうか。

私のそのころといえば中学一年の一学期に宿題で大小いろいろな草花の葉っぱに

墨をつけそれを白紙に写し取り、それをまとめる作業だったと記憶していますが

何の教科だったのでしょうね、懐かしく思い出しています。

ちょうど、じめじめした梅雨時でした。

 

 

 下描きの後で、遠くの木々のアウトラインを描き、先に空を描き

そして遠くより描き、赤い橋に向かい、遠くの蓮より近くまで

そして、右側の松の枝ぶりを描き、最後は遊歩道を

そして、サインして完成しました。

 

当日は梅雨空でしたが、あえて青空交じりの明るさで表現して

みました。

お堀のみなもも、明るい色相を使いましたが、かえって梅雨時の

薄曇りの鈍い光り方の様子を表現できたのかなあと思っています。

難しかったところは、右より突き出た松の枝葉の張り具合と

大きさでした。

そして、遊歩道の出具合と流れるラインの決め方も熟慮

しました。

 

少年期の蓮の風情も、のびのびしていて、いいものですね。

 

好きな一枚になりました。

 

じりじりした暑さのお盆の頃の蓮の香りと優雅な花園を

楽しみにしています。

また早朝の空気の澄みきった清々しさの中での妖艶な花の姿や

花や葉の香りを楽しみたいと思っています。

コロナの、おさまりかたを気にしながらも

いつもと変わらない夏、お盆を迎えられることを願って

いるところです。

 

先日、某新聞で蓮の開花があったとの朗報が載っていました。