歩いていると少しだけ、あせばむような気持のいい午後のいもり池
でした。
いもり池の水面の色合いが、自身をより良く見せるがごとく
表情豊かで素敵に秋を演出していました。
作品については、いもり池を数多く描いてきましたが、この絵は素直に
好きな作品です。
何か多様な秋の陽だまりの雰囲気が表されていると思います。
それぞれの水面(みなも)の光の作用での色合いが難解でした。
浮ぶ睡蓮の葉も秋化粧をしているようで華やかで美しく描かせて
いただきました。
そして白い雲の奥の、澄みきった秋の濃い青空も、ぜひとも鑑賞して
いただきたいところです。
十人の散策の人々も描かれています。