小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

 六月の林富永邸

 

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六月の林富永邸

 上越市の名家 五邸宅の 第二弾として、林富永邸を

 描きました。

 

本道より邸宅まで、100メートル位もあり、本当は、本道より、ダイレクトに

描きたかったのですが、邸宅が、あまりにも小さくなりますので、10メートル位

手前より描きました。

 

邸宅は上越市三和区神田にあります。

庄屋だった富永家の分家が高田藩の土地を購入して建てられたのだそうです。

座敷には、犬養毅勝海舟の書が掲げられています。

また、江戸時代の狩野派とみられる金屛風も飾られています。

囲炉裏やかまども、そのままに、存在しています。

座敷より外を眺めますと、杉苔を敷き詰めた素晴らしい枯山水の庭園

があります。

 

作品については、茅葺屋根、周りの木々、石垣、等々かなり詳細に

描き込んであるのですが、写りがそぐわなくて、

実物を鑑賞していただきたいものです。

 

令和2年6月4日  邸の下見に出かけました。

PM2時に出発しましたが途中で迷路に入り込み、4~5人の方々に

道案内を,お願いしましたが、わからず、結局、丸山酒造さんを

めがけて、やっと PM4時ころに到着しました。

HAYASIさんの道標が素敵にありました。

徒歩で大杉林の間を、進んだら、空気が、ひんやりとして

厳かな、それでいて、すがすがしい気分になりました。

また、アプローチの両側の大きな杉の木立より邸宅を望む景色が凄く

素敵で、素晴らしく、圧巻させられました。

そして、ご主人に取材の了解をいただきました。

 

6月6日  取材をかねて邸の喫茶コーナーに出かけました。

昨日、電話にて二名の予約をしてありましたので、妻と

10時過ぎに着きまして玄関に入りましたが、敷居の高さに驚きました。

敷居が高いとは、こうゆうことを、言うのだと、つくづく思いました。

邸の、ご丁寧な、お向かいのあとに、、私は外に出て、取材をしました。

その後で、室内に入りますと、なんと知り合いの方と、隣りあわせでした。

そして、邸と親族関係とのことで、いろいろ、お聞きしたなかで、林さん

というのは、家号なのだそうです。

喫茶を待つ間に、座敷には、掛け軸やら書、屏風など、素晴らしい物を

そして、ゆったりとした間取り、大きなケヤキ材の鴨居やら、そして

かまどもみえ、大邸宅だと思いました。

私は、「ぜんざい」と「ブラックコーヒー」を苔の生えた、落ち着いたたたずまいの

お庭を拝見しながら、ゆっくりと味わいながら、おいしくいただきました。

帰り道は、妻より、わかりやすい道とのことで、253号線にでると理容室があり

確かにわかりやすく、すんなりと帰宅できました。

 

絵が、ぼやけて見えますが、パソコンの下のほうより、見上げて下さい。

原画に近くなり、ハッキリ見えます。

 

令和3年5月16日  上越市名家一斉公開が四邸宅で行われましたので

妻と昼食の後で、見学に、お邪魔してきました。

早いもので、約一年ぶりの再会です。

氏名、住所の記名から、内部の見学、そして、お家の方より書院に座っての

お庭の、眺めのすばらしさを教えて頂き、素晴らしさを体験してきました。

そして、厨房附近の板の間の上に床置きのかまどがあり、お家の方より、使用していた

時には、板張りの上にトタン板が敷いてあったそうですと説明を受け納得しました。

外へ出て、素晴らしいお庭の散策を楽しんで、帰り道でアプローチの両側の

スンと伸びた沢山の杉の木の大木を見上げながら、すがすがしい気分で

帰路につきました。

素晴らしい、大邸宅を見させていただき、感謝の午後でした。