上越市の名家の第五弾として、飯田邸を描きました。
これで、五邸宅が完結しました。
人づてですが、
1853年 築で、入母屋造りの大きな中門があり越後の特徴的な
中門造りの主屋です。
茅葺の屋根ですが、点描的に描いているので、屋根を描くだけで
二日ぐらいかかりました。
最初に、一色を塗りつぶし、模様をつければと思いますが、そうすると
この感じが、出ないのです。
周りの緑も実物を是非とも、見て、鑑賞して頂きたい程に、素敵に
仕上がっています。
木の葉の色合いも、濃淡の緑色、黄土色がかった、黄色がかった
濃淡の青色、そして、葉陰の濃緑色、沢山の色を使い微妙な色合いで
表現してあります。
取材については
令和2年7月8日 午後2時30分ころに出かけました。
昨日と今日、新潟県に大雨警報が出ていましたが、午後になり幸いにも
雨があがったのをみて、おそる 々 出かけたのです。
山麓線、8号線、253号線と、天気を気にしながら進み大島区の大平の
交差点を右折しました。
この道は県道13号線で、すぐに「ほくほく大島駅」があり、また有名な
「日本一のところてん」の、お店もありました。
そして右折し、ここは県道403号線で、すぐに左折しました。
この道は県道229号線で、石橋地区を通り、菖浦郵便局の次に白い建物
「菖浦農村環境改善センター」があり、その真向かいが飯田邸でした。
入口には、趣ある緑色と青色の混合で書かれた邸の案内標識がありました。
途中で、邸の所在を何人かに,お伺いを、しましたが,皆さん農作業の手を
止めて、教えてくださったり、ある方は 「何処から、きなさったね」
また、ある方は 「鍵がかかっているが、いいかね」 と、皆さん、ご自分たちの
大切な宝物を、敬って、誇りに思っているように言葉の端々に感じ、ほのぼのとした
気持ちにさせてもらいました。
小砂利の敷地に入ると、大邸宅が、迫ってきました。
すぐに、二尺幅ぐらいの小川があり、大雨の後なので水量があり、かなりの
速さで流れていました。渡り終えると、ひんやりとした空気を感じました。
そして、大邸宅が、曇天のなか静かに佇んでいました。
うっそうとした緑と静けさの中で古民家風の邸宅が、絡み合い非常に
素敵で幸わせな気持ちになりました。
今日の曇り空と、ぴったり、馴染んでいました。
どなたが、設計されたのでしょうか、素晴らしく、均整の取れた
そして落ち着いた、周りになじんだ外観と思いました。
心が、なごむ邸宅を拝見させて頂きました。
取材のあとで、雨がすこしポツリと、きましたが、すぐに止みました。
帰り道、青野十文字の附近で、遠くに薄く、直江津海岸でしょうか、
夕焼け空に出会いました。
今日は。雨あがりの大変に、有り難い感謝の午後でした。