小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

高田城址公園 春のあけぼの

高田城址公園

 最初にお断りさせていただきますが絵画の題名を「高田城址公園 春の息吹(スケッチ)」より「高田城址公園 春のあけぼの」と新たにしました。

制作途中から、描いているうちに、雪解けしたばかりの感じに近づいてきましたもので

息吹より、あけぼののほうがと思いましたものですから。

ちなみに「あけぼの」とは、ほのぼのと夜が明けるころ。

そして「春のあけぼの」とは、春の夜明けごろ。朝ぼらけの時間。

意味合いが少し異なりますが、要はピカピカの春のなりたてのころとご理解されてくださればと思います。

 

それにしても、この公園は、どなたが設計されたのでしょうね、バランスの良い植樹そして、この小路、何かロマンがありますよねえ、そして散策してみたくなりますよねえ

そういえば小生が幼少のころには、檻があり虎が猿が孔雀なども、飼育されていましたね、今は皆無ですが。

 

そしてこの公園には外堀と内堀があり、子供のころによくフナ釣りに行った思い出がありました。エサは外濠ではミミズで内堀では小麦粉と水とカレー粉をこね合わせて団子状にしたものでした。

ある時は入れ食いでバケツいっぱいとってきて、それを得意満面の顔で持ち帰ったら女親に、でかく叱られた思い出がありました。

 

制作は、3月8日より3月30日に完成しました。

このあいだWBC世界野球やら大相撲があったりで、実際の期間は、二週間ぐらいではないかと思われます。

 

左側の大きな桜の木より描きはじめ、そして真ん中の木を描き、小路より左側の松の木などを描き小路にかかり、そして左側の地面やら木の陰を、そして小路の手前の木の陰を、そして松の木のモスグリーン色の葉っぱを、そして小路の右側を、そして売店の建物を、両側の垣根を、最後に白と水色の春空を、そしてもう一度全体を見直しまして、完成に至りました。

 

画面右側には、わずかな雪が描かれていますが、あの深い雪が消えて、一週間か十日ぐらいしかたってなく、雪の上には枯れ枝でしょうか松の落葉でしょうか、そして、まだ地面や草に大いに湿り気が残っているであろう、そんな時期の絵画なのです。

 

学校の卒業式をまじかに控えたころを,想像していただければ、わかりやすいかなあと思います。

 

そんな初々しい春を感じて頂けましたでしょうか。

 

最初の手前の大きな木々を描いているうちは得意になっていましたが、水分を多くしょんだ地面やら、草、そして木々の影は非常にむづかしく、影は何度も何度も加筆しました。

 

影も、立木の、そのままの影でしたら比較的描けるのですが、角度とか、上部のどの枝ぶりの影なのかなど想像ができないので、大変でした。

小路のアウトラインや、木々の影も難解でした。

わずかな雪も、どの程度描いたらよいのか、他との移りはどうかとか考慮しました。

 

この絵画の、大部分の自然の中での人工物の売店ですが思いのほか、良く描いたなあと思っています。

右側には自販機が二台セットしてあり、離れたところには案内看板が描いてあります。

売店などは、この絵画の一つの見せ所とも,一筋の光かなあとも思っています。

描いていてウキウキする部分の一つでした。

 

木々や枝の描き具合も、ほどほどに、しつこくもなく、間が開きすぎてもなく、中庸に描かれていると自負しています。

一本一本、特徴をとらえながら工夫して描いてあります。

奥の方の枝の重なり具合などの映りはいかがでしょうか・

そしてわかりずらいと思いますが枝先には、随所に薄あずき色の、花芽などが描いてあります。

それとわかりずらいと思いますが幹から不自然にですか、スンスンと伸びた若い元気な小枝が、先日の絵画の題名みたいに、春の息吹をも感じて頂きたいところです。

 

壮絶な冬の寒さや雪の重みに耐え抜いた木々たちの幹から枝先までの雄姿を描いてあります、自然は本当に素晴らしいですね。

 

春空も、白色と水色のバランスも考慮しながら、描きました。

 

松のモスグリーン色した葉っぱや幹も思い切り描いてみました。

 

全体的に、カラッとした真っ盛りの春ではないですが公園の様子や、ほんの春先の情景や、そして湿り気のある空気感などおも感じて頂けたならうれしいですし、光栄に存じます。

 

この絵画のように、雪解けして間もない時期の高田城址公園の絵画を描くのは初めてでして、いままでは冬、春、夏、秋と、描いてきましたが、何か緊張感があって、描き終えた後での、さわやかな余韻を楽しんでいるところです。

 

皆様前にも述べさせていただきましたが、色を付けた作品になりましたが、ご期待に沿いましたでしょうか、手前味噌ですが精いっぱい描いたつもりですので、細部までご鑑賞よろしくお願い申し上げます。

 

この絵画の取材から20日以上たちましたが、だいぶ様変わりしていて昨日3月30日、高田城址公園に、いってまいりましたが、場内の桜は満開で、誇らしく見事に咲いていて、すごく美しく素敵でした。

おのかな人間たちと違い自然は、いつ時にも寡黙でもあり、賢く美しく、素晴らしいですね。

 

今日3月31日、庭木や植木鉢の水やりの後でブログを朝からつづっていますが、ただいまAM11時半になるところです。

これから昼食の買い出しに行き、また午後からもう少し、つづらせていただきたいと思っています。

 

3月30日 夕刻のPM5時半近くに妻が帰宅するなり「お花見にどう」とのことで、今夜はテレビの「プレバト」という番組がPM7時より3時間スペシャルであるのですが、この時間から行けば間に合うと思ったので同意して、行ってまいりました。

妻もインスタを、そして私も絵画の題材にと、宇喜世の脇を抜けて儀明川の歓喜橋の上に来たら、コヒカンザクラが満開で枝ぶりが川面の方に素敵にせり出していて、遠くに本町のビル群が見えていて、これはと思いさっそく取材しました。

それから高田城址公園に向かい、西堀の西側の道(小生の高校時代には北城高校の女学生が通学に使われていた道)を、北に向かい、途中で何度も車を止めて、妻と共に取材しました。

いろいろなアングルで取材しまして、そして赤い橋にライトがともり幻想的でしたので

ここも取材しました。

帰宅してから妻がそういえば大事な三重櫓を撮るのを忘れていたわと、ついでに太鼓橋もと、明日また行ってきたいと思っています。

 

3月31日 テレビで、あのWBCの名将の栗山さんが自宅を構えておられる北海道の栗山町へ、戻られてインタビューを受けられていました。

三百人ぐらいの町民の大歓迎を受けておられました。

自前の軽トラックで来られ、ジャージにゴム長靴といういでたちで、この町が好きで好きで、どうしょうもない様子ですごく楽しそうでした。

そして、今は野球のことより折れた木の枝をどうしょうかと思っておられるとのことでした。

WBCの野球を見事に達成されて、大変な重圧から解放されて、ほっとされておられるのでしょう。

ごゆっくりされてください、大変お疲れさまでした。

この誠実そのものの、お姿を拝見していて高校生の時の大谷翔平さんが説得に応じ納得されて、現在に至るいきさつが、本当に、よくわかるような気持ちがしました。

 

3月31日 テレビを見ていたら、あの大谷翔平さんが、なんと小学校の国語、社会、算数など9科目の教科書に来年から掲載されるのだそうです。

なんという出来事なのでしょうか、大体ふつうは、没後に偉人伝などでの掲載が、と思うのですが、若干28歳の若者が、堂々とこの快挙、素晴らしいことであると思いました。

野球人である前に、確かで立派な社会人としての人格も兼ね備え、なお且つ野球界での超一流の前人未到のご活躍、そして全世界の子供さんからすべての人々から尊敬されて、憧れも持たれ、そのうえ、決しておごりを持たれないで、素晴らしい、お人であると思いました。

今現在、世の中で起こっている出来事や各国をつかさどる指導者の中で、純朴な子供さんに大きな目を開けて誇られることがどのくらいあるのでしょうか。

暗い出来事ばかりで、その上恥ずかしいことばかりのことのように感じられて、むなしく淋しいばかりです。

これではならないのだと、頑張っておられる方々もたくさんおられると思いますが、ほんの少しでもいいですから、明るい未来のある世の中に変貌していただきたいと願うばかりです。

 

3月31日 NHKの朝ドラで「舞い上がれ!」の番組が本日千秋楽を、むかわれました。

初めからの登場人物がすべてのように登場され、舞の幼少時代から、そして亡くなられた父上も出てこられました。

最後は、五島列島での夢の自動車型の飛行機が飛んで、主人公の舞が操縦して、祖母を載せてのフライトでした。

 

そして最後に、どれも念願の三つの夢が実現しました。

1 父上の起業当時からの夢で、自社で航空関係の部品を作る、夢の空飛ぶ自動車の部品に使われました。

2 舞の空飛ぶパイロットになる子供のころからの夢が、途中で家業の手助けでとん挫してしまいましたが、この度空飛ぶ夢の自動車の操縦で実現しました。

3 祖母が帰りたかった五島列島へ母上(娘)とともに暮らしていくことが実現しました。

【ハッピーエンド】の、視聴者すべての人々が待ち望んでいたと思われるみごとな終幕でした。

楽しく素晴らしい番組を最後まで大変にありがとうございました。

毎朝の唯一な楽しみでした、明日はどうなるのだろう、その後の展開は等々でした。

そして記憶に残る、しっかりした素晴らしい番組でした。

ありがとうございました。

お叱りを受けると思いますが唯一、ほんの唯一ですが最後に苦言を一つ申し上げさせて頂きたいと思います。

それは、隆さんのパリでの生活の不自然さでした。

どのように経済の工面をされていたのか、まかないは、どのようにされていたのかなど一人暮らしは簡単なことではないと思われるからです。

もう少し細やかな説明が欲しかったでした。

作者は隆さんの悩みの深さを強調されたかったのでしょうが、いっそ、パリで物書きの師匠さんとお会いして、話を聞いたり諭されたりして、納得してじきに帰国という設定の方がすっきりとされたのではないかと思われましたが。

余計なことを申し上げてしまいましたが、皆様大変な熱演でもあり、素晴らしい内容でもあり、素晴らしい作品に出会いました。

ずっと続けて頂きたい番組でしたので、寂しくなりましたが、今度の番組に期待して、またみたいと思っているところです。

 

この番組の視聴率は、思いのほか、伸びていないようでしたが、NHKさんには、このような中身の濃い素晴らしいドラマを、ただ面白おかしいが内容のない作品で視聴率を気にされるよりか、ぜひとも後世に残る作品を放映していただきたいと願うばかりです。

後々のことを考えると、結局は、多くの視聴者さん方が、興味深く見入ることにつながることと確信しているところです。

 

そして番組を選考される方々の良識に大いに期待しているところです。