小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

卯月の水面に映りこむ満開の夜桜

令和3年4月2日 夕刻に妻と高田城址公園に夜桜をみに

行ってきました。

その時の取材をもとに作品作りをしました。

 

場内は、満開の夜桜を楽しむ人で、いっぱいでした。

こんな完璧な満開の綺麗な桜の花を見るのは初めてのような気がします。

そして、寒くもなく風もなく最高の陽気での、お花見でした。

 

作品については、まだ薄明るさの残った夜空とカットされましたが

お月様とライトアップされた三重櫓と満開の桜と水面(みなも)に映りこんだ

桜、三重櫓、木々、ぼんぼりの灯りと、また地上の歩道を歩く見物の人々を

そして、築山、木々、ぼんぼりなどを描きました。

実際の絵画は、全体に、もうニランクぐらい暗めで、水面に映る部分は

彩度も緩く描いてあり、もう少し、しっとりと見えると思います。

 

桜を描いた絵画として私にとって記念の一枚になりました。

 

少し明るさの残った夜桜見物を想像されて楽しまれて頂けたら

嬉しいです。

 

 そして、一番描きたかったのは、水面に映りこんだ地上のシルエット

でした。

 

こんなきれいな桜を見れるのは、壮絶な豪雪を耐えた私たちと自然界からの

ご褒美なのかもしれませんね。

そして、水面に映った満開の夜桜と三重櫓と木々、ぼんぼりなどの灯り

何とも言えないぐらい美しく心に残っています。

 

日本の国花は桜と菊なのだそうです。

「花の命は短くて」  

とくに桜の花は、わずかな日数を目一杯華麗に咲き誇り、人々を楽しませ

そして、風と共に、はらりと、散りぎわは桜吹雪として、なんと気風のいい

去り方なのでしょうか。

誰でもが、うらやみ願う最高の散り際だと思います。

これが日本人の心に美しく響いたのでしょうね、まさに、国花として

自慢できて、ふさわしい花だと思いました。

 

日本三大夜桜の一つと呼ばれている高田城址公園観桜会に是非ともおいでください。

先人からいただいた私達の宝物の四千本のソメイヨシノの夜桜と、そして、日中の

明るさの中の桜も情緒があり素敵ですので。

そして、きっと高田の桜を見てきたと自慢できることと思います。

 

この絵画の構図は、大勢の皆さまが好む写真撮影のスポットの一つです。

お花見時だけではなく四季を通し素敵なアングルとしても愛されています。

 

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卯月の水面に映りこむ満開の夜桜