小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

おちよやん

 

おちょやん  NHK連続テレビ小説

我が家では毎朝BSでAM7時半より楽しみにみています。

主役 竹井千代役の杉咲花さん、はじめ多くの出演者の皆様の演技に

毎日感動を受けています。

 

3月19日放映の警察署でしょうか、格子のある面会室での父娘の面会での

場面で、父親役のトータス松本さんの、あの、鼻水まで流しての泣きじゃくる

心拍の演技に心を打たれ思わず涙がでてきました。

それまでは、ぐうたらな父親役でしたので毎日、顔を見るのも嫌で

そう思わされ印象付けられたのも演技の力だったのですね。

大した役者さんですね、感動しました。

 

そして、竹井千代の幼少期役をやられた毎田暖乃さんのすばらしい演技も

思い返しているところです。

そして、5月13日 春子 役での二度目の出演ですが、可愛くて女性ぽく

なられて、その変身ぶりに驚いています。

 

 

千之助役の星田英利さんの、すごみある、おばあちゃん姿も

見ごたえがありました。

 

主役の杉咲花さん

いつも泣いたり怒ったり笑ったり時には激しい女性だったり、大した女優さん

でいらっしゃると思いました。

そしてどんな役も、こなされていて、そのうえ小柄な方にもかかわらず自然に

大きく見えるのです、演技の力なのでしょうね。

あくまで私の聞き違い、思い違いでなければと思うのですが

泣いているときとか普通の喋りの時でも途中から何を話しているのか、わからない

ことが、あるのですが、そうゆう演技は並の役者さんでは、なかなかできるようでできないのではと感心しているところです。

充実されているのでしょうね。

また、OKサインを出される演出家の方の力量もすばらしい感性だと思い

感心しているところです。

 

4月5日放映で大阪大空襲のあとの安置所での岡安の女将役の篠原涼子さんの

ひざまづいての、なくなられた福富の女将さんへの弔いの言葉とともに

あの大粒の涙が20センチぐらいも飛び出すように、あふれ出ていて

思わずもらい泣きをしてしまいました。

役者魂というのでしょうか、とても感動しました。

 

4月20日 21日 22日あたりの放映ですが、天海一平役の成田凌さんの

何とも言えない、あの奥深い目の演技、誰でもできることではないと

感心しました。

千代との別離のシーンですので、好んでみたい場面ではないのですが

そして決して感心できるような人間の所作ではありませんが

本人の複雑な心境をよく表現されていると思いました。

 

今日は、4月28日です、明日からゴールデンウイークですね。

先日より、花車当郎役で出ておられる塚地武雅さんですが、あの熱っこい

演技、思わず引き込まれます、そして立て板に水のような言い回し

あの個性、いっぺんに好きになりました。

私が、演出家か監督であったなら、いつでも、言葉が悪いですが、使いたくなる

俳優さんだと思いました。

芸術家、善人、悪党、狂人 何でもやれそうな俳優さんではないか、未知数で

いらっしゃると思いました。

益々のご活躍を、楽しみにしています。

 

5月13日 放映の熊田 役の西川忠志さんですが。

千代が道頓堀の舞台にあがる直前での、西川さんの、あの何とも言えない

うれしさがこみ上げて嬉し涙を流しながらの紅潮した演技

素晴らしくて泣けてきました。

確か父親は西川きよしさんでいらっしゃったかと思いますが、立派に大役を

勤められたのではと関心しているところです。 

 

そのほかに岡田宗助 役の名倉潤さん

     岡田みつえ 役の東野絢香さん

     松島寛治 役の前田旺志郎さん

     長澤誠 役の生瀬勝久さん

  ご活躍が光っていました。

  そして、天海一座の劇団員 役の、それぞれの方々のご活躍も

  毎回楽しみに観ていました。

 

 

 

全部記述できませんが、それぞれの皆様の真剣な姿勢がよくわかります。

あとわずかと思いますが楽しみにしています。

いつもありがとうございます。

 

千秋楽の 「おちょやん」 5月14日 AM7時半 (BSテレビ)

演出家の心憎い演出で、ナレーターをされている桂吉弥さんが

千秋楽の挨拶をも、立派に務め上げられました。

吉弥さん長い間、ご苦労様でした。

場面が変わり皆さん、泣いたり、泣き笑いされたり、笑われたり、すばらしい

幕引きでした。

そして、千代の父、母、弟 もさりげなく出演され、最後は主役の杉咲花さんが

明るい陽差しの中で眩く輝いて、娘の春子との道歩くシーンで完結しました。

何もかも大変に気持ちのいい終わり方で、好印象で見終わることができました。

本を書かれた方の器の大きさを感じさせていただきました。

なかなか、こういう終わり方は、脚本家の方には、勇気のいることと思います。

何か、意味もないのに、最後にいじりたくなるのではと、

でも、テレビを見る視聴者は、ハッピーエンドを望んでいると思いますので。

そして、このテレビ小説の好印象が、いついつまでも続き刻み付けられる

のです。

最後に、このドラマに出てこられた、良くない印象の父親、二番目の母親

弟などの方々も、さりげなく、しまいには好人物になりドラマが進み、

そういう心遣い、気遣いも、さらに番組の価値を高めていると思います。

 

そして、作り手、出演者の方々はじめ皆さま全員が、持ち場 々

で責任を果たされスムーズに撮影が進まれたのでしょうね。

目に浮かぶようです。

楽しい番組をありがとうございました。