小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

いもり池と白夜月

いもり池と白夜月

令和4年12月12日に「赤倉 冬初めの雪 枯野にも」と同時に取材しました。

時刻は確かAM10時半ごろだったと思います。

ですのでお月様が描かれていますが、日中の風景なのです。

 

妙高ビジターセンターで、薪をくべた暖炉風な温かさの横で、おいしいコーヒーをいただきながら、外を眺めていたら妙高山は見えなく残念でしたが、いもり池に映る木々たちが、静寂の中で、あまりにも素敵でしたので、これはと思い取材しました。

 

12月28日より描きはじめ令和5年1月12日に完成しました。

 

当初の予定では、池に映る林まで描く予定でしたが、急に白夜月(はくやつき)

を無性に描きたくなりこの構図にしました。

白夜月は、空想の世界で、その方が面白くなりそうだったもので変更しました。

そして空の模様も、ただの薄曇りでしたがアレンジしてこのように描き加えました。

おかげで池に映る空や雲が、ものすごくむつかしくて、この部分だけで三日ぐらい

かかりました。

 

下描きの後で林を描き空と月を、そして池に映る林を、そこまでは順調に思いどうりに

その後が大変でした。

トレーシングペーパーで空を映し反対にして池に映る部分をあとなぜしました。

池に映る空を点描的に描きましたが、しっくりいかずに、その部分を白く塗り白紙にして、今度はまともに空を描きまして、その上からさざ波状に工夫を凝らし、白、黄、黄土色等々で幾度も幾度も筆を重ねましたが小生の技量では納得いく出来にはならなかったのですが、これで完成としました。

 

構想まではよかったのですが、少し欲を出しすぎましたか、でも鑑賞される方々には

趣がありますでしようか。

 

白夜月は本当は白色なのですが、あえて少し色を付けて青っぽくしてみました。

 

三日も、こだわり続けた池の水面に映る空や雲の様子を、どうしても冬初めの

冷気や凛とした、そして少しとがったような様子などを描きたい願望がつよくありましたが、いつもですと一晩寝て起きたり時間を置くといいアイデアや、ひらめきが浮かび

解決するのですが、かないませんでした。

皆様には、このような思いで描いたこの絵画を、そして白夜月を描いた構想を、ごいっしよに、静寂の中での林や池の水面をそして凛とした雰囲気も味わっていただけたなら、救われますし、うれしい限りです。

 

最後に当初から感動した林の実像と池に映る林の美しさも楽しんでいただきたいと思っているところです。

 

木々の枝に積もった美しい雪は、お分かりになりますでしょうか。

描いていて最も楽しかった作業でした。

 

それから空想で描いた寒風にさらされた冬空の静寂さなども鑑賞していただきたいところです。

 

絵画の右下にひっそりと書いてある「至夫」が小生のサインです。

作品のサイズによって、このサインの下に赤色の刻印を押させていただいています。

刻印は、建築に携わっているときにマイホームを建てられた方より、そのお宅に使われた貴重な黒檀の床柱の残り木で私のために「至夫」と象形文字調に刻んでいただきその上に刻印のかぶせぶたと、宝石入れみたいな豪勢で手の込んだ刻印ケースまで作っていただいて、またそのケースの留め金には象牙調の品物が使用してありました。

想像するに制作期間は、ひと月以上、かなりの月日が、かかるのではと思い、その時は感激の極みで恐れ多く感じましたが有り難く頂戴しました。

黒檀という素材は、専門の大工さんでも、ものすごく堅木で扱いにくい木材なので

それを、のこぎりやカンナで大変難しい加工をしたり、そのうえ刻印の文字を掘り刻んだり想像を絶する作業をよくやられていただいたなあと思いました。

しかもこの制作には畑違いで、重責を担う過酷のお仕事に携われておられ、よくぞお時間を作られてお造り、いただいたなあと感謝してもしきれないほど感謝しているところです。

身に余り、ありがたく、いつも々感謝申し上げて、その時から二十年以上使用させていただいています。

かなり使わせていただき先日は刻印の文字の刻みの中のインクの数々を、そっとテッシュで拭わせていただき大事に使わせていただいています。

今思うと小生の画業の大成を大いに期待してくださったのかなあと心苦しく思い返しているところです。

でも制作意欲や気持ちだけは持ち続けていますので、ご容赦ください。

 

コツコツと三十数年やってきた私の画歴は下記の通りです。

新潟県展で三回の入選

ー 二回目の出品で初入選

四季彩芸術展で各賞をいただき最終的には四季彩大賞頂き無鑑査に

ー 初出品で奨励賞

上越市展で奨励賞二回、佳作賞二回

ー 初出品で奨励賞

妙高市展で市展賞、新潟日報美術振興賞をそれぞれ一回、奨励賞四回、佳作賞二回

ー 初出品で佳作賞

県勤労者美術展で労働金庫理事長賞

― 初出品で受賞

アークベル絵画展で入選一回

― 初出品で受賞

そして現在は主に自宅にて三号ぐらいの小さな作品を月二枚ぐらいのペースで描いていて「小池至夫水彩画の世界」でのブログの制作に没頭し一万七千六百アクセスをいただき進行中です。

 

ただ今PM 3時少し前ですが、今日は、あたたかく、素晴らしいお天気でした。

あたりには雪の影もなく、うきうきするような冬晴れで、雪かまいすることもなく

でもこれから二月もありますので、まだまだ気が抜けませんが、雪は降っても屋根の雪下ろしをしないでいいような降り方であるようにと望んでいるところです。

 

1月13日(金曜日) 今朝のNHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」を見ました。

主人公の父親で経営者であられる、お父さんがなくなられ、以前から苦しい経営状態

の工場の存続をかけて奮闘されている母娘の様子が、生々しく映し出されていました。

そしてパイロットになることよりも、今お母さまや工場を守り、従業員の皆様の暮らしを守り、そして父親の長年の夢をかなえてあげたい等々の思いになり、恋人との別れも経験して、まっこう勝負で、迷いなしで突き進む姿を見ました。

話を聞いた舞の恋人は別れ際に「そういう舞だから好きになった」と言われていました。

たぶん自分にない、自分ではなれない、一枚上の境地に感心し尊敬されていたのではと想像しているところです。

最後の予告で長男が母上に「工場を壊してマンションにしないか」というような話を持ち掛けていました。

あのいつも冷酷そうに見える長男なりに最善の道と考えられたのでしょう。

経済的に裕福そうな長男ですので小生にすれば融資をしてくれればと、いつも思って

いますが、彼なりの考え方があり、自分に厳しい生き様や理屈の合わないことは

納得できなくできないのでしょうね。

いつも亡くなられたお父様と喧嘩別れみたいでしたが、ある時父上が究極に理詰め

に生きようとしている、せがれに「お前の目的は何なのだ」と諭す場面がありました。

父親の生き方を小市民的に見ていたような節があり、父上は、お金儲けした上に何が残るのかと、きっと、もっと大事なことを教えたかったのだと思いました。

それにいつ気づいてくれるか、墓場の一歩手前かもわかりませんが、いつか父親の深い

愛情、心遣い、心配りに感謝し、尊敬の念を抱くことと思いました。

リストラの対象になる従業員さんと舞とのやり取りで、その方が大事そうに懐から

お守り袋を出され、なんと入っていたものは、それはただの一本のネジでした。

「これは社長に最初に褒められたネジです」と本当に大切そうに、誇り高く見せられたのでした。

本人にすれば人さんから些細なことと思われているものでも、かけがえのない、生きる支えみたいなこともあるのでしょう。

大きなことを言っても人間なんてそんなものかもしれませんね。

そして最後に自分が辞めれば会社の役に立つのであれば喜んで退社します、わたしには

尊敬していた社長のためになるならときこえましたが。

あのシャイで、頑張り屋で、人間味のあふれた,見ていてほっとする父親役の高橋克典さんの最後までの活躍を見たかったでしたね。

近くのお好み屋さん「うめづ」の、思いやりのあるご夫婦。

せがれの隆さん。

五島列島の母上役の高畑淳子さん、いつもいつも大事な場面で出てこられ、このドラマの要役ですか、素晴らしい演技にいつも感心しているところです。

妻役の永作博美さんの熱演にも好感を持っています。

古舘寛治さんのしぶい、いぶし銀みたいな素晴らしい演技。

その他に吉川晃司さん哀川翔さん等々、役者がそろっていますね。

毎日楽しみに見ています。

朝ドラには、単なる娯楽ではなく、このように人間の素晴らしさや人間の機微などの事柄を取り上げて頂き,そして何としても細やかな作風の作品をと、いつもいつも願っているところです。

このような素晴らしいドラマに出られる役者さんは、本当に幸せだと思いますね。

きっと演技されていても、張り合いで楽しい毎日を送られておられるのでしょうね。

 

このような素晴らしい父母の教えや、そして素晴らしい勉強や人生の師に出会われれば争いごとなど起こることもなく平穏で思いやりのある世界が開けてくると思うのです

が、願うばかりです。

 

1月17日 朝ドラの「舞い上げれ!」を拝見しました。

長男が自宅に帰ってきました。

舞「カレー食べない?」兄「いらない」舞「そう」

母上が知人に梨をいただいてきました。

長男に母上が「お父様に梨を上げてきて」長男はそ知らぬふり。

母上がお仏壇に挙げてお参りしているのを長男がふすま越しに見ていました。

その後で長男が「工場を壊してマンションを建てないか」との問いに

母上は「私は工場が好きなの」母上は「こうば」と言っておられました。

長男は「価値が下がらないうちに、そしてその気になったら」と捨て台詞で家を出ていきました。

舞と母上と女の従業員の一人の方が工場長にネジの、いろはの教えを乞うていました。

それを多数の従業員が、揶揄するような感じで見ていました。

茶店のママが舞いの行動を見て「不器用でもそんなあなたの生き方が素敵で好き」

隆さんより一枚の素敵なはがきが来ました。

将来、隆さんと舞は添い遂げるのでしょうかねえ、そんなにおいがするのですが。

 

以上のことで、世の中のみんなが要領よく理詰めに生きたなら、一生懸命に生きていながら、浮かばれない人々は過酷な運命をたどることになるのではないでしょうか。

自分さえよければというような思いやりを見失い人間らしさを失ったなら、世の中が

成り立たなくなり、何のために生きているのか意味もなくなり、砂をかむような味気ない生き様になってしまうのではないでしょうか。

究極に言えば、よこしまなことが平気で当たり前のように起きてしまったり大変な

世の中になり、人間社会がすさんでしまうのでしょう。

 

ノーベル賞を取られる方々でも必ずしも天才ばかりがとられるのではなく、むしろ

コツコツたゆまぬ研究や努力を重ねた方が勝利者になられたり。

いろいろな意味で「亀」の生き方がしまいには「兎」に勝利したり。

突き詰めたなら人間の行き着く先は心安らかに平穏に生かさせていただくことが一番

幸せなことなのではないのでしょうか。

そして自分のできる範囲内で人さまや世の中に、どれだけ施しができて、その喜びに浸ることが幸せなことなのではないのでしょうか。

 

【野望】 とは

1身の程を超えた大きな望み。

2望んではならない不届きな望み。非望。

 

世の中の皆様には前者の望みに向かって是非とも励んでいただきたいものですね。

 

1月19日 NHKのBSでAM 7時半より「舞い上がれ!」を見ていたら声が小さくて

音量を40に設定しているのですが、48まででちょうどよくなり、そのうちにテーマ音楽になり急に大きくなり、また40に下げたのですが本題に入りまた小さくなり48に、ドラマが終わり民放にしたら声が大きく40にしました。

私の耳がおかしいのですか?

若い頃は民放放送を23で見ていましたが。

いかなるテレビ放送での音量を一定になぜできないのでしょうか。

素人の私が考えてみても初歩的な簡単な作業と思われるのですが。

そのように感じているのは私だけでしょうか。

 

1月19日 夜にBSの歌番組を見ていたら【川野夏美】さんが「涙を抱いた渡り鳥」を

歌っておられました。

素晴らしいパンチの利いた声量と魅力ある歌い方で聞きほれてしまいました。

というのは元歌の水前寺清子さんはもちろん素晴らしいのですが、他人の歌でこれだけ感動するのは珍しいことと思いましたものですから。

以前にもこのブログに書かさせてさせていただきましたが、いろんな才能のある歌い手さんだと思われますので、このような曲から演歌とか男歌みたいな曲などぜひとも聞いてみたいなあと以前より強く思っていました。

以前にも川野夏美さんが「村上幸子」さんの「不如帰(ほととぎす)」というの題名の歌だったと思いますが、好きなんですと我が上越文化会館にて、しびれるような歌声を聞いたことがありました。

話は脱線しますが、村上幸子さんは我が新潟県が生んだ大歌手でいらっしゃいました。

歌手の和田青児さんも幸子さんの「酒場すずめ」が大好きで幸子さんのご実家まで出向かれて親御さんに歌うお許しまで頂き営業活動をされていますとのことで、やはり上越文化会館にこられたときには、「ちゅんちゅんーーーー」と気持ちよさそうに歌われていました。

お若くしてお亡くなりになられましたが幸子さん、皆さんがあなたの歌を好きで歌われていますよ。

関係のない私でも、新潟県人として誇り高くうれしくなりました。

 

話は戻りますが、このように望むのは私だけでしょうか、かなうなら今後ともに才能を大いに発揮される歌手活動を望んでやみません。

素人の私で大変恐縮なのですが優れた才能を、重ねてもったいないなあと強く思っているものですから。