小池至夫の画歴(展覧会出品作品)
題 名:高原に晩夏のおとずれ
年 月:平成27年10月
出品先:妙高市展
賞 :新潟日報美術振興賞
作品号数:20号
取材先:いもり池
コメント:八月の終わりごろに取材しました。
赤と白色の睡蓮が咲いていました。
名残惜しい夏ですが、ススキも成長して、秋の気配を
うっすらと感じられる季節になりました。
ギンヤンマが一匹気持ち良さそうに飛んでいきました。
この作品は、取材した題材をみて、がぜん、奮い立ちました。
そして、20号の用紙に下書きの鉛筆書きを全部描き終えましたが
(丸二日かかりました)納得できずに再度新しい用紙に描き
直しました。同じく二日かかりました。
この作品は、下描き、仕上げとも難しい作業でした。
池の中の睡蓮の遠近と水面の色合い、映る景色など工夫した
ところです。
木製の渡り歩道の描き方も大変でした。
全体的に、シャープに描くことができたのではないかと
思っています。
審査員講評;四季の移ろいの美しさを深い観照眼でとらえています。
大多数の日本人に愛されるであろう美意識で表現されています。