小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

一月の高田公園AM10時  思い出シリーズ-54

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一月の高田公園AM10時

一月の高田公園は静寂につつまれていました。

雪の公園内を、そっとブーツで、踏みしめて散策すると

僅かな雪の上に枯れ枝や松の古葉が所々に落ちていました。

 

夏草や兵どもが夢の跡 この言葉が浮かんできました。

 

ソメイヨシノの蕾もまだまだ固く、しまっていますが、雪が解けて

二月、三月と、だんだんと、ふくらみがまし、下旬には、赤らみ始め

やがて、ぼんぼりもたち、露店も出来て、お花見の季節がやってきます。

かじかむ手をこすりながら、心待ちに春を待つ私でした。

 

高田公園の作品で、冬の季節を描いていますが、どこか私は、温かみ

を感じ、ほっておけない好きな作品です。

描いていながら、こちょばしいような楽しい時間を過ごすことが

できました。

わかりずらいですが、奥には、高田城三重櫓が描かれています。

一月の しーんとした澄んだ空気を感じていただけたら本望です。

 

誰もいない公園でした。