小池至夫の画歴(展覧会出品作品)
題 名:春日山松林
年 月:平成13年10月
出品先:上越市展
賞 :入選
作品号数:30号
取材先:春日山
コメント:雪の少ない二月の相撲場のあたりです。
時々、あられが降っていました。
謙信公は、義を重んじ、郷土の誇る、大武将です。
先日テレビで戦国武将の人気ランキングの番組がありました。
織田信長公についで、二番目の人気投票でした。
天下を、取った武将でもないのに,どうしてかと思いました。
それは、私欲を持たず、困っている人を助け、正義のためなら
損得をも厭わずに戦われたり、第一義を掲げての、いさぎよい
生き様などが、人々に共感されたのではと思いました。
また、民の、いたみがわかり、民を第一に考えて、、つかさどり
民を信頼し、民より信頼されて、ことあれば、一対一の刺し でも
勝負する様な、危機感や厳しさをも持ち合わせて
、 日々、歩まれていたのではと、 思いました。
ないものねだりですが、今の指導者として熱望されるのは、謙信公の様に
まさに、行動力があり、危機感があり、管理能力もあり、そして人の
いたみと情けがわかる、苦労人ではないかと思います。
是非とも、お知恵を頂き、お導きを頂きたいものでした。
我が郷土には、上杉謙信公を歌った民謡で「春日節」があります。
♪ 戦するなら謙信公のような ( そら謙信公のような )
敵も情けに泣くような ( そうだ そだそだ その意気だ その
心意気 )
信濃 川中島 謙信公がなけりゃ ( そら謙信公がなけりや )
)
ただの 川原だ いしわらだ ( そうだ そだそだ その意気だ
その心意気 )♪
作品については、車中より見た、鮮やかな赤茶色の松の木々が
とても素敵で、描きたいと、直ぐに飛びつきました。
しかし、私の技量のなさで、うまく表現が,できませんでした。
もう少し、強いタッチでと思ったのですが、周りとのバランス
を考えたときに、できませんでした。
後日この作品を振り返ると、構成やら描きたい事柄などは
間違っていなく私の技量と勉強不足が災いしていたのではと
反省しているところです。
そのぐらい、ぐっと引き寄せられた場面でしたので。
機会があれば、もう一度、挑戦してみたいと思っています。
今は少し、その時に表現ができなかったことをできるのではないかと
ヒントめいたことが浮かんでいます。
審査員講評;