小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

越後城下町 高田 徒然 「8-雁木」 完結

越後高田城下町 徒然 「8-雁木」

最後のナンバー8の雁木の絵画が出来上がり、「越後城下町 高田 徒然」の一枚が完結しました。

 

さあ、絵画をクリックしていただいて大画面でお楽しみになられて下さい。

 

 

題名の徒然とは、ひとつに「つくづくと物思いにふけること」という意味合いがあり、なんとなくそんなイメージが重なりましたものでそのようにつけさせていただきました。

 

 

雁木の絵画は、3月23日AM9時から25日AM10時に出来上がり、一枚の絵画として誕生しました。

 

最初に通りの向かい町(高田では当時このように皆さんが申しておりました)の家並みを、そして雁木の柱から描き、雁木の木部を、入り口まわり、そして空を、電柱を、最後に雁木の土間周りを描き出来上がりまして、最後に至夫のサインをして完成いたしました。

 

かなり込み入った作業でして、特に雁木の柱周りを鑑賞していただきたいところです。

 

木の柱は、背割りではなく、細かくいみわれていながらも力強く支えておりました。

 

雁木の上部には雪下ろしの時に使う雪とよが載っていたり、一番手前の上部にはわかりずらいですが表札が掲げられており、壁には電気メーターや紺色の牛乳箱が、そして床には、グリーン色のごみ収集網が、そして黄色のプラスチックの箱が、そして上越市の下水道の公設桝や水道メーターなどが描かれております。

そして道路には電信柱が立っていたり、雁木には雨どいが描かれております。

 

越後城下町高田の雁木の風情などを感じて頂けたならうれしい限りです。

 

またまた、一枚フイルターがかけられたみたいな、うつりになっていまして、

私のパソコンでのテクノロジー不足でして、残念至極な心境でして、申し訳なく思っているところです。

 

「師団長官舎」から始まり「日枝神社」「春日山」「金谷山スキー発祥の地」「高田城址公園」「榊神社」「浄興寺」そして最後に「雁木」を描いて、この絵画が完成いたしました。

 

2月29日から3月25日まで、毎日描いていたわけではないですが、足掛け一ヶ月をついやし、『越後城下町 高田 徒然』が出来上がり、内容についてはいろいろ語弊はあるかと思いますが、皆様に是非とも高田のことを発信したい思いが私なりに達成できて感無量な心境であります。

 

前述しましたが、この度の絵画の構図は本家本元を極力描かないで、一目見てこの場所とわかるように、外観や、周りの風景などを重要視して作成してありますので、例えば、建物などがわからなくても、何を描いてあるかわかるようにとの配慮から構図を決めてあります。

 

この内容については私の単なる私見により作品作りをさせていただいたわけですが、この絵画を見られて、ああこの部分はあそこだなあなどと、思いめぐらせていただけたなら幸いで、描いたかいがでてくるのではと、自己満足をしているところです。

 

絵描きの端くれですが、誰かがこんな発想のもとで、越後の城下町高田を、表現してもいいのではないかと、思ったもので、また誰かが、このような作品を残さなければならないのではないかとも、そんな思いもあり、まずは僭越ではございますが一安心しているところであります。

 

『雁木』

階段あるいは、それに似た形状を持つ構造物のこと。

 

『雁木通りあるいは雁木』

新潟県など本州日本海側地域の町場において、積雪下において、通行機能を確保するため町家のひさしなどを長く張り出し下を通路にしたもの。

アーケードやボローニャのボルテフや騎楼に類似している。

雁木を備えた通りを雁木通りと呼ばれています。

 

「雁木発祥の地」

津川(新潟県阿賀町)では慶長15年(1610)の津川大火災の復興時に、整備されてといわれ石碑が存在しています。

高田城下や長岡城下では、江戸時代初頭の城下町建設に整備されたとされています。

 

「高田の雁木」

雁木の長さが最盛期には17,9キロあり、現在でも13キロ超あるとされていて日本一の長さとなっております。

昭和61年「人と風土が育てた家並み」として受賞されています。

 

前述した目的のために、個人が自分の道路際の土地で1,8メートルぐらいの奥行きを提供して、そしてその上に屋根も個人が作り、公共の歩行通路としているもので、現在でも豪雪の時などはなくてはならない歩行通路として使われています。

 

 

「将棋の雁木組」

王様の上と両側に金銀を配した王様の守り方を言います。

 

この作品の雁木は私の生まれ故郷で13歳まで暮らしていた上越市大町5丁目の雁木を取材して描いてあります。

雁木の軒下に年末時に漬物用の大根を干したり秋口には皮を剝いた柿を干したりと、懐かしい思い出がよみがえってきているところです。

 

「越後城下町 高田 徒然」

この一枚の絵画はいかがだったでしょうか。

前述しましたが、高田にはまだまだ、名所旧跡や、郷土が生んだ偉人や景色の良いところなど、たくさんあると思いますが、私なりに選択して、まとめさせていただきました。

郷土の絵画は今までいろいろたくさん描かせていただきましたが、この度は、このような形で描かさせていただきました。

 

大それたことを思いつき絵画として発信させていただきましたが、手前味噌で恐縮なのですが、精いっぱい作品に取り組みをしたのではとの達成感と、自己満足して笑みがこぼれているところでございます。

 

是非とも大勢の皆様にご鑑賞していただきたいという思いでいっぱいであります。

 

最後に、この絵画のブロックを末広がりの『8ブロック』にさせていただいたことも、ひと工夫と思っているところです。

 

3月26日 はっきりとしないお天気模様ですが、「春のあけぼの」を呈しているのでしょうか。

 

TVにてイチゴの年間購買量の全国一位は新潟市とのことで、新潟市は越後姫の産地でして、このイチゴは果肉が柔らかくて食感が良いのだそうですが、その分輸送が困難だとのことで、ほとんどが新潟市で消費されているとのこと、そのような理由もあるのではないかとのことでした。

ちなみに宇都宮市は三位で、福岡市は二十三位なのだそうでした。

 

3月27日

TVでは連日、大谷翔平さんのことが、流れておりますが、早々に解決されればよいですね。

 

「ピーマンの苦みを抑える切り方」

ピーマンの繊維は縦方向になっていますので、縦切りにすると、苦み成分が抑えられるとのことでした。

妻に聞いたら、横切りに調理していたとのことで、これで学習したので、今度からは縦切りにと申しておりました。

 

今日は、お天気も良さそうなので高田城址公園へ今度の絵画の取材に行ってきたいと思っています、対象は、露店・売店・忠霊塔の前の枝垂れ桜の幹と枝とつぼみ、等々ですが、何せ、欲張りなもので、題材をたくさん仕入れてこようと思ってていて、そうしますと絵画を描くにあたり、選択の楽しさが、苦しみかもしれませんが、小さな幸せに酔いしれているところです。