私の生まれ故郷の町の、元染物屋さんの建物です。
町家の間口は、せいぜい二間から三間(5・4メートル)位のものですが
物凄い間口です。隆盛を、ほこられていたのでしょうね。
幼少のころに楽しく遊んだり、母親に手を引かれ東本町小学校の入学式に
この雁木を歩いたことを懐かしく思い出しています。
作品については、屋根のアウトラインを描き、空を、そして、旗を、建物を
趣ある木製ガラス戸も、雁木の土間、側溝、アスファルトの道路を
描きました。
そう言えば、この道路は確か小学校の低学年の頃には、まだ砂利道
でほこりが舞っていました。
ニ、三年後にアスファルト舗装されました。
そして舗装したばかりで黒々して、まだ湯気が出ていて、その上に白い粉が
まかれて、初々しい様子を鮮明に覚えています。
子供心に嬉しかったのでしょうね。