小池至夫水彩画(通称ガッシュ)の世界

私、小池至夫(こいけのりお)が描いた水彩画を紹介しています。

ゴールデンウィークの昼下がり

ゴールデンウイークの昼下がり

5月3日 妻の一声で、12時20分ころ、いもり池に向かい出発しました。

妙高山といもり池に会いたいのとビジターセンターの資料館見学と至福のコーヒー

をいただくのと、絵画の描く題材探しなどが目的でした。

 

妙高山を題材にと思っていたので山の全景が表れていることを願いながらの

車中でした。

近くに着いたので「鳥新」で鳥の竜田揚げ丼を食べたくて行ったのですが、あいにく

テイクアウトのみで、かなわず「トマト」へ行き、十割そばのざるそばと天ぷら付きを

いただきました。

天ぷらの中に妻が好きな「海老」があったので、あげたら満足気でした。

 

昼下がりにビジターセンターにつきましたが、今日から、いもり池の「艸原祭」が

模様されていて車でいっぱいで道端の空いているところを見つけて、

やっと止めることができました。

 

最初にこの絵画の部分の写真撮影しまして、センターの中に入り、念願の資料館を

なめるように見学しました。

剝製ですか熊、テン、雷鳥がいたり、トンボ、クワガタ、カブトムシ、ちょうちょとか

木の実が、あったり小鳥がいたり、近隣の山が映っていたり、標高が表示してあったり

シアターがあったり、展示物の、のぞき窓があったりと、いろいろな角度より

展示されていて、幼少期に戻ったみたいで楽しかったでした。

子供さんには、興味がわき勉強になられるのではと思いました。

本当に懇切丁寧に資料だったり説明だったり、素晴らしい展示館でした。

それから、妙高山が見えるホールでこってり風のホット珈琲を注文して

景色を見ながら、おいしくいただきました。

やっと夢が、かないました。

そして、窓枠越しに、外の風景の写真撮影をしました。

外の空気が吸いたくなり外へ出て、いもり池を観ながら、写真撮影をもしました。

今日は、妙高山が機嫌が悪いのか恥ずかしかったのか上部は雲に隠れて

見えませんでしたが、まあ一期一会でしょうか。

 

絵画のほうは、描いた風景が一番、からっとしていて、五月の連休の晴れやかさに

マッチしてるかなあと思い選んでみました。

 

5月4日PM4時10分より下描きに入り、5月7日PM2時38分に終わり

色塗りは5月9日AM9時15分より5月24日PM3時5分に仕上がりました。

毎日めいっぱい描いているわけではなく、用事があったり、気の向かないときには

休んだりしています。

これだけの作品ですが、時には描きにくいところがあったり、苦手の部分があったり

歩きなれた道があったり、これだから、飽きないのですね。

 

下描きの後、山の稜線を縁取りして、雲と青空を描きました。

そして山に向かい、描いてから、山の稜線付近と雲の取り合いを仕上げました。

ビジターセンターと外灯を描き、裾の林部分を描き看板類を描き14台の車を描き

一人の人物、養生シート、白ライン、そして、道、駐車場で完成しました。

 

写真写りですが林の木々の模様が、少し黄色が強めに写ってしまいましたかね。

 

絵画の中でも大切な上空の空の部分が、少しカットされたので肝心な山の風景が

少しぼやけてしまったのが心残りでした。

そして、ビジターセンターが山並みの自然界と下部分の人工物の仲介役を

果たしてくれているように、みえました。

この絵画の空がカットされずに見えていて、山並みや林などの自然の素晴らしさ

が際立っていて、なおかつ人工的な車の配列の見事さが加わった原画の作品は

見事に仕上がっていて、鑑賞していただきたい気持ちでいっぱいです。

この車の配列は、現状そのもので、一切手を加えておりません。

 

難しい作業でしたが、描く楽しさも味わさせていただきました。

 

春まだ浅い高原の昼下がりの風景を私の絵画で楽しんでいただけたなら本望です。

そして、ゴールデンウイークの賑わいや華やいだ雰囲気なども感じて頂けたなら

嬉しい限りです。

そして、スキー場に残る、残り香のような面影の雪、春の息吹と共に共有した

風景を醸し出していました。

 

乗用車郡も妙高山とか自然に負けないぐらいの迫力を感じて頂けたなら

嬉しいです。

描く前に、このカットが面白いと直感しましたものですから。

たまたま、艸原祭とゴールデンウィークが重なり、このような車の配列に

出会ったのが幸運でした。

普通は、撮影やら絵画制作やらでは邪魔者とされるであろう車列ですが

私の絵画では自己満足かもしれませんが、なくてはならないものとなっています。

見方、考え方を変えると別物に不思議なものですねえ。

 

空 妙高山 残雪 林 ビジターセンター 車 各アスファルト プロの方々は

ここまで描かないであろうと思われますが、いろいろな広範囲での鑑賞を楽しんで

いただきたいとの思いから、あえて幅広く描こうと、いつも心がけています。

 

林の若葉も春先には、薄緑色ではなく、萌黄色や薄あずき色で段々と緑色に変身

してくるので、一見紅葉の時期かなあと思われるかもしれませんが絵画のような

色合いになっています。

 

わかりずらいと思いますが、林の中に、数本の白樺の木も密かに高原の代表のごとく

描いてありますので鑑賞してみてください。

 

鑑賞していて飽きない、気に入った一枚になりました。