この年は雪深くて、じきに四月になるというのに、なにか
雪景色が まだ自分の季節と、言い張っているように感じました。
作品については、手前の立木と妙高山との関係を躊躇しましたが
どちらも邪魔しないで描けているのではと思います。
上越市ではアスファルトより埃があがる陽気ですが妙高山は青空の下で
まだまだ雪景色の似合う、そんな愉しい山を描きました。
心なしか立木の枝の湿り気が、お天当さんに癒されて、うっすらと湯気が
立ち上っているみたいでした。
そんな、春山の、うきうき感を感じて頂けたら、ありがたいです。